ふわり鑑定所 › タロット › タロットを学ぶ › 天中殺の時期にタロットを引くと ─ 『型から外れる時期』の札の読み方
さきに、答えを
天中殺は、不吉な時期ではありません。なおの講座では、天から注がれる氣が滞り、思考に影響が出る時期、あるいは十干と十二支の組み合わせで生まれる「ズレ」や「欠け」として説明されます。ことはの言い方では、自分の型からいったん外れる時期です。この時期に引いた札は、結論を急がない札として読みます。決める・動かす・無理をするを少し先に送り、休む・楽しむ・学ぶに札を使うと、天中殺の一枚は怖くなくなります。
「いま天中殺なんです」と、おそるおそる
月夜のこよみで生年月日を入れると、「わたしの星」の頁に型と天中殺が出ます。それを見た人から、「いま天中殺なんです。札を引いてもいいですか」と、おそるおそる聞かれることがあります。
引いて大丈夫です。むしろ、天中殺の時期は、札がいちばんよく働く時期かもしれません。ただ、読み方を少し変えます。この頁では、まず天中殺が何かを、なおの講座の言い方で確かめてから、その時期の札の読み方を案内します。
おそるおそる聞かれる理由は分かります。天中殺という言葉は、世間では「悪いことが起きる時期」として伝わっているからです。けれど、なおの講座資料は、その伝わり方を「とても残念です」と書いています。ことはも、同じ立場です。
天中殺とは、何か ─ 講座の言い方で
算命学では、時間の流れを十の天の氣(十干)と十二の地の氣(十二支)の組み合わせで表します。十と十二を順に組んでいくと、二つ余ります。なおの講座資料では、この余りを「ズレ」や「欠け」と呼び、それが天中殺だと説明されています。欠けている、はダメではなく、偏っている、と読むのが講座の立場です。
別の資料では、天中殺は「天から降り注いでいる氣が滞る作用」で、その期間は思考に影響が出て、考えがまとまりにくくなる、とあります。巡ってくる周期は、十二年に二年、十二か月に二か月、十二日に二日。すべての人に巡る年運の天中殺と、全体の三割ほどの人が生まれ持つ宿命天中殺とがあります。講座がくり返し書いているのは、「天中殺=運氣が悪く怖いもの、ではありません」という一行です。
講座の資料には、天中殺からその人の才能や性格のクセが読める、ともあります。普通の人とは違う感覚、常識にはまらない部分、人生の中でズレとして出やすい部分。そのズレこそが、その人だけの強みや魅力になる、という考え方です。怖がる時期の名前というより、持ち味の名前でもあるようです。
ことはの言い方 ─ 型から、いったん外れる時期
ことはは、この時期を「型からいったん外れる時期」と呼んでいます。算命学の型は、樹木の人、太陽の人、海の人といった、世界の受け取り方の癖です。天中殺のあいだは、その癖がいつものように働かず、自分でも自分の判断が頼りにならないように感じることがあります。
講座の資料は、この時期を「月の時間」「夜の時間」とも呼び、月明かりを自分の内側に向ける時期だと書いています。月夜のこよみでも、天中殺の月は「この頁では型からいったん外れるひと月として読みます」と添え、こよみの日付をタップすると天中殺の日に「型からいったん外れる一日」と出ます。凡例にはこう書いてあります。「天中殺の日に何かを控える必要はなく、いつもと違う目で一日を眺めるための目印です」。外れている、は壊れているではなく、いつもの型の外から自分を見られる、めずらしい席に座っているということです。
いつもの席から見えていた景色が、別の席からは別の形に見えます。天中殺の時期に迷いやすいのは、席が変わったのに、いつもの席の見方で物を見ようとするからかもしれません。席が変わったと分かるだけで、迷いの半分は、発見に変わります。
この時期の札は、結論を急がない札として読む
天中殺の時期の札の読み方は、一つだけ変えます。どの札が出ても、結論を急がない札として読む。札の意味はそのままで、札から受け取る「一歩」の大きさだけを変えます。
講座の資料には、この時期に行なわないほうがいいこととして「決める」「動かす」「無理をする」、行なったほうがいいこととして「休む」「楽しむ」「学ぶ」が挙げられています。札で言えば、ワンドのナイトのような「向かう人」の札が出ても、今日は出発ではなく、進む先をひとつ添えるところまで。女司祭や隠者のような内側を向く札が出たら、それはこの時期にちょうど合った札で、いつもより素直に受け取れます。吊るされた男が出たなら、伸びようにも伸びられない枝が宙で止まっている絵をそのまま読みます。見えない土の中では根が広がる季節でもある、というのが、木の人への読みです。
一歩を小さくする、は何もしない、ではありません。講座の資料にも、この時期に始めていいこととして、芸術にふれる、自然にふれる、体にいい時間を持つ、とあります。札の一歩を、そういう「育てる」側の一歩に寄せる。これが、天中殺の時期の札の使い方です。
恋の問いで、天中殺の時期なら
恋の問いは、天中殺の時期にいちばん揺れます。講座の資料にも、この時期は思考に影響が出て、正常な判断がしにくくなる、とあります。そこで大きなことを決めると、あとで自分の決めたことに驚くことがあります。
この時期に引いた恋の札は、決める材料にせず、見ておく材料として日記に残してみてください。月の札が出たなら、不安が大きく見せているものが何かを一行。カップの2が出たなら、同じ高さで掲げられた杯の絵を、いまのふたりに重ねて一行。決めるのは、時期が明けてからで十分です。待たされる時間ではなく、見え方をためておく時間だと思ってみてください。
見え方をためておく時間は、恋の中で、いちばん贅沢な時間かもしれません。決めなくていい、動かなくていい、ただ見ておけばいい。この時期にたまった一行は、明けたあとに、自分がこの恋の何を見ていたかを教えてくれます。
天中殺が明けたときに、残るもの
講座の資料は、天中殺を「充電期間」「種まきの時期」とも書いています。十二か月に二か月なら、一年のうち二か月は、この席に座ることになります。その二か月に引いた札と一言が日記に残っていれば、明けたときに読み返す材料になります。
型から外れていた時期に見えていたものは、型に戻ると見えにくくなります。だから、残しておく価値があります。天中殺の月の札は、いつもと違う席から見た景色です。こわごわ引かずに、一枚ずつ日記に残してみてください。
宿命天中殺を生まれ持つ人は、全体の三割ほどと講座の資料にあります。その人にとって天中殺は、時期というより、持ち味の一部です。年や月の巡りで天中殺に入る人も、生まれ持つ人も、札の読み方は同じ。結論を急がず、一歩を小さく、見え方をためておく。それだけです。
この頁に出てきた札
よくある質問
天中殺の時期は占いをしないほうがいいのですか
引いて大丈夫です。札は決める道具ではなく見え方をひらく道具なので、結論を急がない読み方にすれば、この時期こそ役に立ちます。
自分が天中殺かどうかはどこで分かりますか
月夜のこよみに生年月日を入れると、わたしの星の頁に型と天中殺が出ます。年と月の巡りの詳しいことは、なおの算命学の鑑定で読めます。
天中殺に出た怖い札は、いつもより悪いですか
悪くはなりません。天中殺は不吉な時期ではなく、型から外れる時期です。怖い札はいつもどおり、無理のある場所を照らす灯りとして読み、一歩を小さくするだけです。
この頁の文は、ことはの名義で、AIの補助を使って書き、鑑定士が順に確認しています。札の意味や読みは、ことはのタロット・月夜のこよみの文と同じ考え方で書いています。占いは氣持ちの整理のためのもので、医療・法律・お金の判断の代わりにはなりません。
吊るされた男
女司祭
隠者
ワンドのナイト
月
カップの2