ふわり鑑定所 › タロット › タロットを学ぶ › タロットで『いつ』は読めるのか ─ 時期の読み方と、読まないほうがいいとき
さきに、答えを
ことはは、タロットで日付や期間を読みません。言うのは「月がゆっくり満ちるように」「夜が明けるまでは」のような、比喩の時間までです。季節やスートを時期に当てる流儀はあり、知識として知っておく価値はありますが、恋の問いで日付を言うと、読者を待たせる文になります。代わりに、「いつ」ではなく「何がそろったら」で読むと、時期の問いは、あなたが確かめられる問いに変わります。
先に、ことはの立場を言います
ことはは、札から日付や期間を読みません。「三か月以内に」「春ごろに」「連絡が来るのは来月」。こういう文は、ことはの読みには出てきません。
これは、読めないからというより、読まないと決めているからです。時期を言った瞬間、読者はその日まで待つ人になります。待っている間、暮らしの時間は札の時間に預けられます。ことはが大切にしたいのは、札を引いたあとの読者の時間が、読者のものであり続けることです。それでも「いつ」を知りたい氣持ちは当たり前なので、この頁では、知識としての時期の読み方と、ことはが代わりに使っている読み方の両方を案内します。
時期を言わない読み手は、頼りなく見えるかもしれません。けれど、日付を言う読み手に外れたとき、読者が失うのは信頼だけではありません。待っていた日々そのものです。ことはが日付を言わないのは、その日々を守るためです。
知識として ─ 季節とスートの対応
タロットで時期を読む流儀は、昔からあります。よく知られているのは、四つのスートを四つの季節に当てる方法です。ある流儀ではワンドを春、カップを夏、ソードを秋、ペンタクルを冬に置きます。別の流儀では、ワンドを夏、ペンタクルを秋に置くこともあり、割り当ては一つに決まっていません。
数の札を日数や週数に、人物札を人物として外す流儀、大アルカナの占星術の対応から月を読む流儀もあります。知っておくと、ほかの読み手の文を読むときに役立ちます。ただ、流儀ごとに答えが違うということは、時期の読みが札の絵から出ているのではなく、読み手が決めた約束から出ているということでもあります。ことはは、その約束を採りません。
対応を知っておくことには、もう一つ使い道があります。他の読み手に「春に」と言われたとき、それがどの約束から出た言葉かが分かれば、その言葉に振り回されなくなります。知識は、信じるためより、距離を取るために役立つことがあります。
ことはが使う、比喩の時間
日付の代わりに、ことはの文には、絵の中の時間が出てきます。女司祭の未来の位置なら「月がゆっくり満ちるように」。隠者のお相手の位置なら「夜が明けるまでは、言葉が少なくなります」。塔やソードの10なら、夜の反対側に描かれた朝。
比喩の時間には、日付がありません。けれど、順番はあります。月は欠けてから満ち、夜は深くなってから明けます。比喩の時間は「いつ」を教えませんが、「いまがどのあたりか」を教えます。今夜が満月の二日前なのか、新月の晩なのか。それが分かるだけで、待ち方は変わります。
比喩の時間が便利なのは、答え合わせを急がせないことです。「月が満ちるまで」と読んだ日の答え合わせは、満月の夜にします。それまでの日々は、待つ日々ではなく、満ちていく過程を見る日々になります。
「いつ」より、「何がそろったら」
時期を聞きたくなったとき、ことはが置き直す問いは一つです。「いつ」ではなく、「何がそろったら」。
「あの人からの便りはいつ来るか」を、「便りが来るとき、ふたりの間に何がそろっているか」と置き直す。運命の輪の絵には、輪にきざまれた星座と月の満ち欠けが描かれています。輪は、回しているのが自分ではないので、いつ止まるかは読めません。けれど、輪の上の印を見れば、何が巡ってきたら次の目が出るかは読めます。そろうものが見えたら、その一つを整えることが、あなたの側でできる時期の準備になります。
「何がそろったら」の問いに札が示すものは、たいてい、あなたの側で整えられるものです。女司祭なら、言葉にする前にまとめきる時間。隠者なら、自分の灯りを先に外へ向けること。そろうものの中に、あなたの手でそろえられる一つが、いつも入っています。
読まないほうがいいとき
時期を読まないほうがいいのは、はっきりしています。待っている人がいるとき。離れてしまった人のこと、便りが途切れている人のこと、言葉にしにくい事情のある関係のこと。こうした問いで時期を言うと、札が「その日まで動かなくていい」と言ったように受け取られます。
月の札には、湖へ続く曲がりくねった石の道が描かれています。道の先は見えませんが、足もとの石は見えます。時期を知りたい夜ほど、見えない先より、次の一歩分の石を見てみてください。待つ時間を、あなたの時間にしなくて大丈夫です。
時期を読まないほうがいいもう一つの場面は、結婚や再会のように、相手の人生が関わる問いです。相手の人生の時計を、あなたの札で読むことはできません。読めるのは、あなたの時計だけです。
それでも時期が氣になる日に
どうしても「いつ」が頭から離れない日は、こう試してみてください。今日の一枚を引いて、絵の中の時間を探す。朝か、昼か、夜か。月はあるか、太陽はあるか。それを一行、日記に書く。
ひと月続けると、自分が引く札の「時間帯」に偏りがあることに氣づくかもしれません。夜の札が多い月は、待っている月です。朝の札が増えてきたら、何かがそろいはじめています。日付は読めなくても、自分の中の季節は、こうして読めます。
季節の偏りを見つけたら、それを札に告げてもらった時期ではなく、自分の氣持ちの季節として受け取ってください。夜の札が多い月に、無理に朝の行動をしなくて大丈夫です。季節は、自分で読めるようになると、急がなくても巡ってきます。
この頁に出てきた札
よくある質問
タロットで結婚や再会の時期は分かりますか
ことはは読みません。時期を読む流儀はありますが、流儀ごとに答えが違います。代わりに「何がそろったら」で読むと、あなたが確かめられる問いになります。
ワンオラクルで「今日」や「今週」は読めますか
読めます。ことはのタロットの今日の一枚も、月夜のこよみの今月の一枚も、引く人が先に期間を決めて引く形です。札が期間を告げるのではなく、あなたが期間を決めて、その中の見え方を札に聞きます。
札に描かれた月や太陽で時期を読んでもいいですか
「いまがどのあたりか」を見る手がかりとしてなら、ことはも使っています。満ちる前か、明ける前か。日付には変えずに、順番として読んでみてください。
この頁の文は、ことはの名義で、AIの補助を使って書き、鑑定士が順に確認しています。札の意味や読みは、ことはのタロット・月夜のこよみの文と同じ考え方で書いています。占いは氣持ちの整理のためのもので、医療・法律・お金の判断の代わりにはなりません。
女司祭
隠者
運命の輪
月