ふわり鑑定所 › タロット › タロットを学ぶ › 同じ札ばかり出るのはなぜ? 続けて出る札の読み方
さきに、答えを
78枚の中から、昨日と同じ札が今日も出る確率は1/78、およそ1.3%です。ただし「どれかの札が重なる」のは珍しくなく、一週間で4回に1回ほど、ひと月では99%を超えて起きます。ですから、同じ札が出たこと自体に意味を探しすぎなくて大丈夫です。それでも氣になるなら、ことはは「まだ受け取りきっていないことがある」として読み、日記にその札を残します。
先に、数字の話をしておきます
同じ札が続けて出ると、札に呼ばれているような心地がします。その心地を否定するつもりはありません。ただ、数字を知っておくと、怖がらなくてすみます。
78枚から一枚を引くとき、昨日の札と同じ札が出る確率は1/78、およそ1.3%です。これは低い数字です。一方で、「どの札でもいいから、何かが重なる」確率は、引く日数が増えるほど早く上がります。三日続けて引いて、どれかが重なる確率はおよそ4%。一週間なら約24%、四回に一回ほど。ひと月(30日)引き続ければ、どれかの札が二度出ることは99%を超えて起きます。つまり、毎日引いている人にとって、ひと月に一度の「また出た」は、起きるのが当たり前の出来事です。
数字を先に置くのは、札を軽んじるためではありません。重なりを「お告げ」として受け取ると、次に出なかったときに「見捨てられた」と感じるからです。数字は、札との間合いを一定に保つための手すりです。
それでも、氣になるのはなぜか
数字では当たり前でも、心はそう受け取りません。ほかの札が重なったときは忘れていて、隠者が二度出たときだけ覚えている。人の記憶はそういう作りをしています。
これは欠点ではありません。覚えているということは、その札の絵のどこかが、いまのあなたに引っかかっている、ということです。隠者なら、胸もとに掲げたランタンか、窓の外の静かな夜か。引っかかった場所を見つけるほうが、「なぜ二度出たか」を考えるより、ずっと役に立つようです。
記憶に残った札は、記憶に残らなかった札より、あなたの一部をよく映しています。だから、二度出た札を特別に扱うことは、間違いではありません。ただ、特別の中身を「予告」ではなく「引っかかり」にしておくと、札は味方のままでいてくれます。
ことはの本棚にも、妙に何度も出る札があります。隠者です。ランタンの中の小さな星を、二度目に見たとき、一度目には灯りしか見ていなかったことに氣づきました。三度目は、本棚の上の小さな鳥でした。回数が増えるたびに、絵の中で見つかる場所が増えていきました。
「まだ受け取りきっていないこと」として読む
ことはは、同じ札が続いたとき、札が強く言い直しているとは考えません。代わりに、前に出たとき、自分が何を受け取らなかったかを見ます。
一度目は札の名前だけを見て閉じたかもしれません。二度目は絵をもう少し長く見られます。前回は「答えは、内側にある」という言葉だけを読み、今日は「開いたままの本と、積まれた本」が目に入る。受け取り方が変わったなら、同じ札でも、違う札を引いたのと同じことです。札は同じでも、読む人は昨日と同じではありません。
二度目の札を見るときは、一度目に書いた一行を先に読んでください。それから絵を見る。一度目の一行に書かれていなかった絵の要素が、二度目に目に入ったなら、それが「受け取りきっていなかったこと」の場所です。
続けて出た札を、日記に残す
同じ札が出た日は、記録にいちばん向いている日です。前回の日付と、前回の一言を見返して、今日の一言を横に書く。この二行が並ぶと、ふた月後に読み返したとき、何が変わって何が変わらなかったかがはっきり見えます。
月夜のこよみの日記は、一日一枚の札と一言を残し、月末にはひと月の札がこよみの形に並んだまとめ画像を作れます。ことはが自分のまとめを見ていて氣づいたのは、同じ札が多い月は、同じ一言も多い月だった、ということでした。札が偏ったのではなく、氣がかりが一つの場所に居続けていたのだと思います。
札の図鑑も、同じ役に立ちます。月夜のこよみの本棚には、七十八枚のうち出会った札が表になって並び、二回以上出た札には回数がつきます。回数の多い札を眺めて、「この札の絵で、まだ見ていない場所はどこか」を探してみてください。
正位置と逆位置で出たときは
同じ札が、一度は正位置、一度は逆位置で出ることもあります。これは「逆の意味になった」とは読みません。同じテーマの、出方が変わっただけです。
たとえばカップのエースが正位置で出た翌週に逆位置で出たなら、注がれていたものが止まったのではなく、芽生えた氣持ちが、言葉になる前で止まっているように映ります。出方の違いを見つけられると、同じ札が二度出たことが、一枚では見えなかった動きを見せてくれます。
向きの違いは、絵をさかさまにして見ると分かりやすくなります。正位置で上にあったものが、逆位置では下に来る。カップのエースなら、注がれていた水が、持ち上げる側に回ります。出方が変わった場所に、今日の一行の種があります。
数字と、氣持ちの両方を手に持つ
確率は、怖がらないための手すりです。氣になる心は、札の絵をもう一度見るための入口です。どちらか一方だけで読まなくて大丈夫です。
今日、また同じ札が出たなら、「1.3%だった」と一度口にしてから、絵のいちばん引っかかる場所を一つだけ、日記に書いてみてください。それで十分です。
それでも、三度、四度と続くなら、札ではなく問いを見てください。同じ問いを毎日立てていると、答えも同じ場所に戻ってきやすいものです。問いを少し横にずらすだけで、同じ札が、別の顔を見せはじめることがあります。札が変わるのを待つより、問いを一度だけ動かしてみてください。
この頁に出てきた札
よくある質問
三日続けて同じ札が出ました。意味がありますか
確率としてはおよそ6千分の1で、珍しいことです。ただ、札が強く警告しているとは読みません。前回受け取らなかった絵の部分を探して、日記に残すところから始めてみてください。
シャッフルが足りないから同じ札が出るのですか
物理の札では、混ぜ方の癖で同じ札が近くに残ることはあります。アプリでは毎回ランダムに引かれるので、重なりは純粋に確率の出来事です。
同じ札が出たら、引き直したほうがいいですか
引き直しはおすすめしません。同じ札が出た日は、絵をいつもより長く見て、一行多く書く日にしてみてください。
この頁の文は、ことはの名義で、AIの補助を使って書き、鑑定士が順に確認しています。札の意味や読みは、ことはのタロット・月夜のこよみの文と同じ考え方で書いています。占いは氣持ちの整理のためのもので、医療・法律・お金の判断の代わりにはなりません。
隠者
カップのエース