ふわり鑑定所 › タロット › タロットを学ぶ › タロットを始める最初の7日 ─ 札を覚える前にやること
さきに、答えを
タロットを始める最初の7日は、七十八枚を覚えようとしなくて大丈夫です。やることは三つだけ。毎日一枚引いて、絵を見る。札の言葉を一度声に出す。夜に一行書く。七日目には、七枚の札が「意味」ではなく「自分の一日」として残っています。覚えるのは、そのあとで十分です。月夜のこよみの「はじめてのタロット教室」は、この七日の形で作ってあります。
覚えなくていい、と最初に言います
タロットを始めようとして、七十八枚の意味の一覧を前にして閉じてしまった人は多いようです。ことはは、最初の七日に暗記をすすめません。覚えようとすると、札は試験の問題になり、絵を見る時間が消えます。
最初の七日にやることは、三つです。毎日一枚、絵を見る。札の言葉を一度、声に出す。夜に一行、書く。この三つを七日続けると、七枚の札が、意味ではなく自分の一日と結びついて残ります。結びついた札は、覚えなくても忘れません。
覚えなくていい、と言うのは、覚えることを軽んじているからではありません。順番の話です。絵と自分の一日が結びつく前に意味を覚えると、意味が絵を隠します。絵が先、意味はあと。この順番を七日だけ守ってみてください。
7日のメニュー
七日のあいだ、毎日の形は同じです。朝(または決めた時間)に一枚引き、三つのことをする。日ごとに、見る場所を少しだけ変えます。
- 1日目。札の名前と絵だけを見る。意味は調べない。夜に「この絵のどこが氣になったか」を一行。
- 2日目。札の言葉を声に出す。愚者なら「まだ見ぬ世界へ。心が動くほうへ」。夜に、その言葉が一日のどこに重なったかを一行。
- 3日目。絵の中の一つの物に注目する。愚者なら、足もとに積まれた本。夜に、似たものを暮らしで見たかを一行。
- 4日目。札の色を見る。夜に、今日いちばん目にした色を一行。
- 5日目。札の中の人(または鳥)の向きを見る。どちらを見ているか。夜に、自分が今日どちらを見ていたかを一行。
- 6日目。はじめて、解説の文を一段落だけ読む。夜に、文と自分の一日の、合っていた所と合っていなかった所を一行。
- 7日目。一日目からの六行を読み返す。夜に、七日で氣づいたことを一行。
七日のうち、解説を読むのは六日目だけです。それまでは絵と言葉と、あなたの一日しかありません。
メニューの中で、三日目の「一つの物に注目する」がいちばん効くようです。愚者の足もとの本、ワンドのエースの炎、カップのエースの杯。物は、意味より先に暮らしの中で見つかります。本屋で、台所で、湯のみの中で。
札の言葉を、声に出す理由
ことはの札には、一枚ごとに「札の言葉」がついています。ワンドのエースなら「心に火がついた。この情熱こそ、すべての始まり」。この言葉を、黙読ではなく、一度声に出してみてください。
声に出すと、言葉は目から入ったものではなく、自分の口から出たものになります。夜に思い出すとき、文字より声のほうが先に戻ってきます。恥ずかしければ、小さな声でかまいません。札の言葉は、意味の要約ではなく、その札があなたに話す一言として書いてあります。
声に出す時間は、一度でかまいません。二度三度と唱えると、呪文のようになって、言葉が意味から離れていきます。一度だけ、自分の声で言う。それが札の言葉の、いちばんよい受け取り方です。
一行を書く、ということ
夜の一行は、答え合わせです。「今日の札は愚者。朝は何も思わなかったけれど、昼に新しい店に入った」。これで十分です。正しい読みかどうかは、考えなくて大丈夫です。
一行を書く場所は、手帳でもメモでもかまいません。月夜のこよみの日記を使うなら、今日の一枚とともに一言を残せます。七日目に六行を読み返すとき、札の意味の一覧を読んだ人と、六行を書いた人の違いが、はっきり出ます。前者は七枚の名前を知っていて、後者は七枚と自分の一週間を知っています。
一行を書くとき、「正しい読み」を書こうとしないでください。札の意味は本に書いてあります。あなたの一行にしか書けないのは、今日のあなたです。ひと月たって読み返す価値があるのは、本の文ではなく、その一行です。
はじめてのタロット教室
月夜のこよみの「あそび」には「はじめてのタロット教室」があります。七つの授業を、一つ二分ほどで読める長さにしてあり、どの授業も最後に三択の「たしかめの一問」がつきます。七十八枚の絵の本であること、大アルカナの二十二枚の旅、四つのスート、エースから10までの数、人物の札、正位置と逆位置、そして一枚引きのやり方。七日のメニューの六日目に解説を読むなら、この授業がちょうどよい分量です。
授業のあとには、毎日三問の「ことはの一問」と、札の絵をめくって名前と言葉を確かめる「札おぼえカード」が続きます。教室を使わなくても、この頁のメニューだけで七日は始められます。どちらから始めても、着く場所は同じです。
七つの授業の最後は「一枚引きをしてみよう」で、問いをひとつ立てる、絵を見る、言葉を重ねる、という三つの手順を案内しています。この頁の七日のメニューと、同じ骨組みです。授業を読んでからメニューに戻ると、七日の意味が少しはっきりします。
8日目からのこと
七日が終わったら、覚えはじめてかまいません。ただ、七十八枚を順番に覚えるより、七日間で出た七枚の「隣」から広げるのをおすすめします。愚者が出たなら魔術師へ、ワンドのエースが出たならワンドの2へ。
七日で三つの形が身についていれば、残りの七十一枚は、同じ三つの形で一枚ずつ暮らしに重なっていきます。急がなくて大丈夫です。七十八枚を全部引くまで、毎日一枚なら三か月近くかかります。その三か月が、いちばんよい教科書です。
八日目以降も、七日の三つの形は手放さないでください。絵を見る、声に出す、一行書く。覚えた札が増えても、この三つを続けている人の読みは、札の意味を暗記しただけの読みと、ひと月で違いが出ます。
この頁に出てきた札
よくある質問
どのデッキを買えばいいですか
ウェイト=スミス版(ライダー版)の系統が、解説の多さと絵の読みやすさで始めやすいようです。ことはのタロットの原画も、この系統の絵の要素を引き継いでいます。
七日のあいだに同じ札が出たら
そのまま続けてください。前の日の一行を読み返して、今日の一行を横に書く。七日のメニューの中で、いちばん学びの多い日になります。
七日のうちに逆位置が出たら
最初の七日は、正位置として読んでかまいません。逆位置の読み方は、絵が暮らしに重なるようになってからで十分です。
この頁の文は、ことはの名義で、AIの補助を使って書き、鑑定士が順に確認しています。札の意味や読みは、ことはのタロット・月夜のこよみの文と同じ考え方で書いています。占いは氣持ちの整理のためのもので、医療・法律・お金の判断の代わりにはなりません。
愚者
ワンドのエース
魔術師