
今日のあなたへ
考えることは、もう十分にしてきた時です。頭の中で何度も歩いた道を、そろそろ足で歩きたくなっています。風が背中を押すように、体のほうが先に前を向いています。
この一枚は、丘の上から船を見送る背中を描いています。動く人の番とは、全部を自分で運ぶことではなく、送り出したものを信じることです。船は、手を離れても進みます。
今日は、考え続けていたことを一つ、外に出してみてください。人に頼む、申し込む、送る。どれでも構いません。
たとえば
たとえば、ポストに手紙を入れたあと、何度も投函口を覗きたくなる。手を離れたものは、もう向こうで進んでいます。
テーマ別の読み
- 恋愛・パートナー
- 思いきって伝えた一言を、言いすぎたかと取り消したくなる場面です。渡した言葉は、渡した形のままがいちばん届きます。言い足さないのも、勇氣のうちです。
- 仕事
- 調べものも準備も、全部を自分の手で運ぼうとしているところです。動く番は、頼む番でもあります。一つを人に頼んで、あとは見に行かない。それで今日の番は果たせています。
- 人間関係
- 人づてに頼んだことが、どうなったか氣になって仕方がありません。間に立ってくれた人には、その人の歩き方があります。催促の代わりに渡すなら、頼んだ時のお礼で十分です。
- 自分のこと
- 昨日決めたことを、今朝また最初から考え直しています。決めた時のあなたは、いまのあなたより長く考えていました。今日は、昨日の自分に任せて、手を動かすほうへ回って大丈夫です。
逆位置で出たとき
送り出した船が、思ったより戻ってきません。待つ時間が長くなると、丘の上でじっとしていられなくなります。追いかけて海に入りたくなったり、次の船を出しすぎたり。戻りが遅いことと、届いていないことは、別のものです。船を数え直すより、今日は丘の上に座れる場所をひとつ作ってみてください。
- 恋愛で
- 差し出した一言の返事が、思ったより遅いのかもしれません。お相手の側に出たなら、動く途中で足が止まっているように映ります。待つ時間を、あなたの時間にしてみてください。
絵からのヒント
- 丘の上に立つ後ろ姿
- 顔はもう海のほう。振り返らない人の背中です
- 地面の二本と、手の一本
- 決めたことは立てて、手には一本だけ。ここが出発点
- 朝日へ向かう帆船
- 送り出したものは、もう水の上を進んでいます
- 光のほうへ飛ぶシマエナガのつむぎ
- 少し先を飛んで、行き先の光を見せてくれます
考える時間は終わり、見送る時間が始まっています
※ 文は「ことはのタロット」と同じものです。鑑定士の監修前の箇所があります。自己理解と娯楽のためにお使いください。