
今日のあなたへ
ひとつの場所や関係から、離れる決心がついてきた時です。まだ心は揺れていても、舟はもう岸を離れています。振り返る回数が、少しずつ減っています。
このカードの芯は、去るのは負けではなく、生きのびるための前向きな撤退だということです。荷物は全部下ろさなくて構いません。持てるだけの剣を舟に載せて、渡ります。
今日は、後ろを見る回数を数えてみてください。それより一回だけ多く、前を見るのが今日の一歩です。
たとえば
たとえば、髪型を変えた翌朝、鏡の前で前の分け目に手が伸びる。それでも今日の分け目を、今日も選んでいます。
テーマ別の読み
- 恋愛・パートナー
- 届かなかった恋から、少しずつ離れているところです。振り返る日があっても、進んだ分は消えません。この人の名前が出ない用事を、ひとつ増やしてみてください。
- 仕事
- 長くいた持ち場を離れる日が決まり、残りの日々を過ごしています。愛着が残るのは、積んだものが本物だったからです。持っていくものと置いていくものを、机の上から順に分けてみてください。
- 人間関係
- 長く続いた集まりから、そっと足が遠のいているところです。行かない選択を、裏切りのように感じなくて大丈夫です。そこで出会った人との一対一のつながりだけは、持ったまま渡って構いません。
- 自分のこと
- 前は当たり前だった考え方が、自分に合わなくなったと氣づいた時です。手放すことに、負けの感じが混じります。合わなくなった考えは、間違いになったのではなく、役目を終えただけです。
逆位置で出たとき
舟は浮いているのに、岸から離れきれずにいるようです。行き先も櫂も、手の中にあります。積んだ剣が重いのか、岸に残したものが氣になるのか、こぎ出す手が止まっています。舟が進まないのは、迷いの深さより、荷物の重さのせいかもしれません。今日は、下ろしてもよい剣を一本だけ、岸に降ろしてみてください。
- 恋愛で
- 離れる流れは見えているのに、岸を離れきれず揺れているように映ります。お相手の側に出たなら、櫂を握ったまま岸を見ているようです。対岸へ持っていきたいひとつを、先に選んでみてください。
絵からのヒント
- 自分で櫂をこぐ少女
- 誰かに運ばれるのではなく、自分の手で岸を離れる
- 舟の先に立てた六本の剣
- 置いていけない考えは、荷物として一緒に運ぶ
- 対岸の街と、山の向こうの朝日
- 向かう先には、明かりのある暮らしがある
- 先に飛んでいく、シマエナガのつむぎ
- 行き先を、少し先で教えてくれる
去るのは、逃げることとは違います。舟は前を向いています。
※ 文は「ことはのタロット」と同じものです。鑑定士の監修前の箇所があります。自己理解と娯楽のためにお使いください。