
今日のあなたへ
言い合いや競い合いのあとで、胸にざらりとしたものが残っている時です。正しかったはずなのに、すっきりしない。そんな感覚があるかもしれません。
このカードの芯は、勝っても、後ろめたさが残る勝ち方があるということです。正しさで押し切った時、相手の背中と一緒に、何かがこちらからも離れていきます。
今日は、勝ち負けの帳簿をいったん閉じて、失いたくなかったものをひとつ思い出してみてください。
たとえば
たとえば、正論で相手を黙らせたあと、その正論を、もう一度自分で読み返したくなくなる。切れ味だけが残った証です。
テーマ別の読み
- 恋愛・パートナー
- この人と言い合って、折れなかった自分を正しいと思っている時です。正しさは、持ち帰っても温まりません。次の第一声を、勝ち負けの外から選んでみてください。
- 仕事
- 打ち合わせで、相手の間違いをその場で指して、場が一度しんとした時です。指した内容は正しくても、指し方のほうがその人の記憶に残ります。あとで一言、廊下で声をかけてみてください。
- 人間関係
- 友人との言い合いで、相手が先に黙って、話がそこで終わりました。黙らせた側に、続きを言う番が回ってきます。勝った話の続きより、次に会う日の話を、こちらから出してみてください。
- 自分のこと
- 言い過ぎたと分かっていながら、謝るのは負けだと感じて動けずにいます。謝りたい氣持ちを、負けの側に数えなくて大丈夫です。負けにならない謝り方は、いつも短いほうです。
逆位置で出たとき
言い合いは終わったのに、拾った剣をまだ下ろせずにいるようです。正しかったはずという思いと後味とが、同じ手の中にあります。引きたくない氣持ちが、終わったことを終わらせてくれないのかもしれません。剣を下ろす動きは、引き下がることとは別のものです。今日は、拾った中の一本を、岩の上に置いてみてください。
- 恋愛で
- 争いは終わったのに、言い残した正しさを握ったままのようです。お相手の側に出たなら、引いたあとも言い残したものを持ち帰っているように映ります。剣を一本置いた手のほうが、次の言葉を受け取りやすくなります。
絵からのヒント
- 岩場で剣を拾い集める少女
- 勝ちを手にしても、その手つきに迷いがある
- 海のほうへ去っていく、ふたつの背中
- 残されたのは、勝った側のほうかもしれない
- 荒れた空と、雲間の三日月
- 言い争いのあとの空は、まだ落ち着いていない
- 岩の上で見守る、シマエナガのつむぎ
- 後ろめたさまで含めて、そばで見ている
剣を集めた手に、勝った喜びは描かれていません。
※ 文は「ことはのタロット」と同じものです。鑑定士の監修前の箇所があります。自己理解と娯楽のためにお使いください。