
今日のあなたへ
懐かしいものに、心が引き寄せられている時です。昔の写真や、以前の誰か、子どもの頃の自分。甘い記憶が、いまの景色に重なって見えているのかもしれません。
この一枚は、あの頃の自分が、いちばん大切なことを知っていると伝えています。戻りたいのは、あの人というより、無邪氣に差し出せた頃の自分のほうかもしれません。
今日は、あの頃に好きだったものを一つ、いまの暮らしに置いてみてください。取りに行くのは、人ではなく感覚です。
たとえば
たとえば、実家の匂いをかいだ瞬間、何を大切にして育ったかが、言葉より先に分かります。
テーマ別の読み
- 恋愛・パートナー
- 好きな人の前で、昔のように素直に笑えなくなった自分に氣づいた場面です。構えずに笑えていた頃のあなたが、近づき方をいちばん知っています。
- 仕事
- この仕事を選んだ頃の氣持ちを、忙しさの中で忘れかけている時です。慣れた手つきと、始めた頃の目は、両方持っていて構いません。新人だった日に驚いたことを、一つ思い出すだけで足ります。
- 人間関係
- 久しぶりに会う旧友の前で、変わった自分をどう見せるか氣にしています。その人が知っているのは、肩書きより前のあなたです。今日は、あの頃の呼び方で呼ばれるままにしてみてください。
- 自分のこと
- 人の目を、いつから氣にしはじめたかを、ふと考えているところです。それより前のあなたは、差し出すことにためらいがありませんでした。誰かにひとつ、見返りを数えずに渡してみてください。
逆位置で出たとき
思い出の庭から、出られなくなっています。目の前の人より、記憶の中の人に話しかけている。思い出は本物ですが、少しずつ塗り直されて、実物より甘くなっていきます。戻りたいのは、あの人か、あの頃の自分か。そこを分けるところまでで足ります。庭から持ち帰れる感覚を、ひとつ選んでみてください。
- 恋愛で
- 思い出の甘さが、いまの関係より先に立っているようです。お相手の側に出たなら、記憶の光景を見ていて目の前がぼやけて見えます。戻りたい理由を自分にだけ言ってみてください。
絵からのヒント
- 花の咲く昼の庭
- カップの札で、この一枚だけが昼の光の中にあります
- 杯を手渡す小さなふたり
- 無邪氣に差し出し、無邪氣に受け取った頃の記憶
- 胸に手を当てて振り返る少女
- 思い出しているのは、あの頃の自分のほうです
- 花を生けた四つの杯
- 過去は、いまも手もとで咲いています
思い出は、戻る場所ではなく、取りに行く場所です。
※ 文は「ことはのタロット」と同じものです。鑑定士の監修前の箇所があります。自己理解と娯楽のためにお使いください。