
今日のあなたへ
同じことをくり返す毎日の中にいるかもしれません。派手さはなくても、手は確実に動いていて、腕は少しずつ上がっています。
絵の中の人は、壁に六枚を掛けたあとも、次の一枚を彫っています。くり返した回数だけ、手は確かになります。近道に見える道より、手元の一枚のほうが早いのです。
今日は、もう慣れたと思っていることを、ひとつだけ丁寧にやり直してみてください。慣れの中に、上達の芽があります。
たとえば
たとえば、何度も作ってきた味噌汁は、目盛りを見なくても同じ味になる。手が覚えた回数の分です。
テーマ別の読み
- 恋愛・パートナー
- この人とのやりとりが、同じことのくり返しに思えています。続けられるのは、続け方が身についたからでもあります。くり返せる相手がいることも、手ごたえです。
- 仕事
- 同じ作業のくり返しに飽きて、もっと早いやり方を探すことに時間を使っています。探している間、手は止まっています。いつもの一回をいつもの速さでやって大丈夫です。近道はその中にあります。
- 人間関係
- 毎週の電話や毎朝の挨拶など、決まった人へのくり返しを、義務のように感じています。同じ相手に同じことをくり返せるのは、信頼が彫れている証です。今日の一回も、いつもの形で十分です。
- 自分のこと
- 誰にも見られていないからと、続けてきたことをやめたくなっています。これまでのくり返しは、見せるためより手に覚えさせるためのものでした。今日の一回も、見る人がいなくても腕になります。
逆位置で出たとき
槌の音が、途切れがちになっているようです。くり返す意味が見えなくなって手が止まるか、一枚の仕上がりにこだわりすぎているかもしれません。壁の六枚は、そのままそこにあります。止まった手は、腕が落ちた証ではなく、休ませ方を知らせる音です。今日は、いつもの作業をひとつだけ、いつもより短くやってみてください。
- 恋愛で
- 日々のやりとりが途切れがちか、形にこだわりすぎているように映ります。お相手の側に出たなら、手元に集中してまわりが見えにくいようです。いつものひとつを、少しだけ形を変えて渡してみてください。
絵からのヒント
- 金貨を彫る手と、槌と彫刻刀
- 同じ動作のくり返しが、技をつくります
- 壁に並んだ六枚の金貨
- 地味な一枚ずつが、目に見えるかたちで残っています
- 窓の向こうの街並み
- 外の世界は、手元の一枚を仕上げてからでも間に合います
- 作業台の端のつむぎ
- くり返しのそばに、飽きずに付き合う目があります
一枚ずつ彫った金貨が、壁で数になっています
※ 文は「ことはのタロット」と同じものです。鑑定士の監修前の箇所があります。自己理解と娯楽のためにお使いください。