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事情があって言葉にしにくい関係の4枚 ─ 誰にも聞けないときに

4枚

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このスプレッドが向いている人

言葉にしにくい事情のある関係は、相談できる人が少なくなります。だから札に向かう夜が増えます。この四枚は、関係を裁きません。続けろとも、離れろとも言いません。並べるのは、この関係が与えているもの、奪っているもの、お相手の見え方、あなたが守りたいもの。向いているのは、良いところと苦しいところが同じ関係に同居していて、どちらかだけを見ては眠れない人。関係の行方は読みません。その中で失っているものと、守りたいものの形を、机の上に出す四枚です。

並べ方

  1. この四枚は、ひとりで、誰にも見られない場所でひらきます。書いたものも、あとで自分だけが読めるところに置きます。
  2. 問いを「この関係の中で、私は何を失い、何を守りたいか」にします。「どうなるか」は聞きません。
  3. 混ぜて四枚を取り、左右に二枚ずつ置きます。左の上下が「与えているもの」「奪っているもの」、右の上下が「お相手の見え方」「守りたいもの」です。
  4. 左の二枚を同時にひらきます。どちらが大きいかを比べず、両方あることを眺めます。
  5. 右の上をひらき、見え方として一行で言います。事情の中身は言葉にしません。
  6. 右の下をひらき、守りたいものの名前を、札の名前と一緒に書いて閉じます。

それぞれの位置の読み方

1

この関係があなたに与えているもの

この関係が、あなたの暮らしや心に実際に渡しているものを読む位置です。ここを正直に見ないと、奪われているものも正しく見えません。甘さを後ろめたく思わず、絵の中で満ちているものを拾います。

カップの9

たとえば カップの9なら
両手をひらいて座り、九つの杯が弧を描いて並ぶ絵です。この関係が与えているのは、満たされている時間そのもののようです。膝の上にこぼれる花びらは、誰に見せなくても確かにそこにあります。それを無かったことにしなくて大丈夫です。

2

奪っているもの

同じ関係が、あなたから少しずつ持っていっているものを読む位置です。時間、言葉にできる相手、将来の計画、自分を大切に思う感じ。奪っているのはあの人ではなく「この関係の形」として読むのが約束です。

ソードの3

たとえば ソードの3なら
雨の中、抜き身の剣を両手に下げて立つ絵です。奪われているのは、痛いと声に出せる場所かもしれません。手すりの小さな鳥も、一緒に雨に濡れています。痛みを感じるのは、それだけ大切だったということです。まずそれを、自分にだけ認めてみてください。

3

お相手の見え方

お相手の心ではなく、あなたの目に映るあの人を読む位置です。事情のある関係では、あの人の事情を札で読みたくなりますが、ここでは読みません。見え方として一枚置き、その事情の中身は空白のままにします。

吊るされた男

たとえば 吊るされた男なら
逆さに吊られ、手もとに光を組んだ姿の絵です。あの人は、身動きの取れない場所にいるように映ります。見えない事情がありそうです。ただ、この一枚が見ているのは、あなたの足首のほうです。動けない時間を、待ち続ける時間にしなくて大丈夫です。

4

あなたが守りたいもの

この関係の中で、あるいは関係の外で、あなたが手放したくないものを読む位置です。関係そのものより、あなたの側のもの。ここが見えると、与えるものと奪うものを並べた机に、おもりが一つ乗ります。

ワンドの9

たとえば ワンドの9なら
額と腕に包帯を巻き、一本の杖を握って立つ絵です。守りたいのは、傷ついても立っていられる自分の足のようです。柵のように並ぶ八本の杖は、守ってきたものの数。包帯の手が握るのは、武器より支えの杖。その杖を、誰にも渡さなくて構いません。

左の二枚は、天秤ではなく、同じ机の上に並べる

与えているものと奪っているものを並べると、どちらが重いかを量りたくなります。けれど、この二枚は天秤に乗せるためではなく、同じ机の上に両方あることを見るためのものです。満ちている時間と、声に出せない痛みが、同じ関係の中に同居している。それをどちらも本当だと認めるところから、この四枚は始まります。

どちらかだけを見て眠れない夜が続いているなら、両方を紙に書いて並べるだけで、呼吸が少し変わります。それが、この並べ方のいちばんの働きです。

やってはいけないこと

三枚目で、あの人の事情を読もうとしないこと。家庭のこと、立場のこと、あの人がどう決めるか。それは第三者の人生で、札の外にあります。見え方として一枚置いたら、その中身は空白のまま閉じます。

もう一つは、一枚目に明るい札が出たことを、関係を続ける理由にすること。与えているものが本物であることと、続けることが良いことは、別の話です。逆に、二枚目に重い札が出たから離れたほうがいい、とも読みません。この四枚は、どちらの方向にも押しません。

このスプレッドで答えを出さないこと

この関係がどうなるか、あの人が選んでくれるか、続けてよいか。この三つは、ここでは読みません。札が見せるのは、あなたの手の中にあるものの形までです。言葉にしにくい関係ほど、ひとりで抱える時間が長くなります。つらさが続くときは、札の前に、守秘のある相談窓口に声を出すことも、守りたいものを守る一歩です。

よくある質問

四枚目「守りたいもの」に、お相手を表すような札が出たら?

守りたいのが「あの人との時間」なのか、「あの人といるときの自分」なのかを、もう一段だけ読んでみてください。多くの場合、守りたいのは後ろのほうです。

誰にも言えない関係で、タロットを引くこと自体に後ろめたさがあります。

札は、裁く道具ではありません。誰にも言えないことを、自分にだけ言葉にする場所です。後ろめたさがあるなら、それも二枚目の「奪っているもの」の一つとして、そっと書いておいてください。

いちばん近い引き方:ふたりの栞(ことはのタロット・無料)。札はことはが混ぜて、結果に文を添えます。

ことは
文:ことは

月夜の図書館の鑑定士。ふわり鑑定所の案内役のキャラクターで、「ことはのタロット」「月夜のこよみ」の札の言葉と毎日の案内を書いています。ことはの頁/Threads

なお
監修:なお(剣持 なお)

ふわり鑑定所 代表。運命学(算命学)鑑定・運命学講座・タロット講座を13年以上。このサイトの算命学の文は、なおの講座資料にもとづいています。Threads/note

この頁の文は、ことはの名義で、AIの補助を使って書き、鑑定士が順に確認しています。札の意味や読みは、ことはのタロット・月夜のこよみの文と同じ考え方で書いています。占いは氣持ちの整理のためのもので、医療・法律・お金の判断の代わりにはなりません。

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